知夫村認定和牛改良組合会長  西村節夫さん(61)

村でも有数の専業畜産農家

西村節夫さん現在、母牛を35頭飼育なさっている、村でも有数の専業畜産農家さんです。

冬場は、赤ハゲ山での放牧が禁止されるため、牛舎で世話をします。

毎朝7:30頃から牛舎に出向き、掃除や給餌などを行います。

特に、3月の市を控えているので、牛たちの健康チェックは欠かせません。

いたずらにエサを与えて太らせるよりも、いかに健康状態を保ちながら、大きくするかが、畜 産農家の腕の見せ所です。

知夫の子牛は、日頃山間部を駆け回っているので、健康で足元がしっかりしており、この先 の肥育に充分に耐えられる点が、全国の肥育農家から良い評価を頂いている最大の要因です。

 

「牛は経済動物」

西村さん仕事の様子1昼食を終えて、自宅で各地の市場の動向をチェック。

どのオス牛の子供に高値がついたのか?

平均取引価格は、どの程度なのか?

次に自分の牛に種付けするなら、どの血統が良いのか?

牛の価格の決定には、当然その牛自体の身体の大きさや健康状態が重要ですが、それ以 外に血統も重視されます。

以前、村の牛の血統が偏り過ぎたために、大きく値を落とした事がありました。

それを繰り返さないために、常に最新の情報を集め、詳しく分析する必要があります。

西村さん仕事の様子2「牛は経済動物」西村さんが肝に銘じている言葉です。